エミリー・サジェ

エミリー・サジェ

えみりー さじぇ
Emilie Sagee

作中、小舟アランが影の病について語ったシーンで、フランスでも似たような有名な話があるとして例に挙げられた人物。

1800 年代にドッペルゲンガー現象を起こしたとされるフランス人教師。

1845 年、当時 32 歳のサジェがラトビアのフランス語学校で働きはじめて間もなく、授業中に板書していると、彼女の分身が現れて彼女の動きを模倣するという現象が発生した。それから頻繁にいわゆるドッペルゲンガー現象が目撃されるようになり、ある日 42 人の生徒が同時にその現象を目撃する事件が起こった。

1846 年、42 人の生徒が裁縫教室で授業を受けていた時のこと。その教室からよく見える庭の花壇で、エミリー・サジェは花を摘んでいた。
しかし、裁縫を教えていた教師が教室を出たの入れ違いに、庭に居るのとは別のエミリー・サジェが教室に現れたのだ。

何人かの勇敢な生徒が教室に現れたエミリー・サジェに触れようとしたものの、彼らの手はサジェの体をすり抜けてしまい、布のような手応えだけが残ったという。

VICE THE LINEUP